皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
九州、特に熊本地域にお住まいで被災された方は一刻も早く普段の生活に戻れるようお祈りしております。

さて、今回はMicrosoft Officeのライセンス形態や更新について。
・Office 2016
・Office Premium
・Office 365 Solo(1274円/月 or 12744円/年)
・Office 365 Business(10800円/年)
個人が購入・契約できそうなのはこれくらいであろうかと。
これらについて比較していく。 
順番に見ていこう。
・Office 2016
これは非常に簡単で、従来通りの販売形態で2PCまで。
PowerPointを始めとするアプリケーションの有無によって複数種類があるが、必要に応じて選択すると良い。但し、2013以降はパッケージ版でもDVDは付かない点には注意が必要。
また、更新についても従来通りで、従来通りのライフサイクルが適用される。
ライフサイクル終了まで半永続的に利用することが出来るが、2015年9月の正式版へのアップデートを除き、動作に関するバグとセキュリティに関する更新以外は配布されない

・Office Premium
これに関しては、2013の中期から出た新しい形態のライセンス。PCバンドル、所謂プリインストール専用ライセンス(1PCのみ)。購入時には、モデルにもよるがOffice 2013が入っている場合がある。
これも、PowerPointを始めとするアプリケーションの有無によって複数種類がある。一般的には、高い値段の高性能なPCほどより良いエディションが搭載されていることが多いので、PCを購入する際には値段だけではなく、中身に関してもチェックされたい。
このライセンスは特殊で、OneDriveやSkypeクレジット、iOS/Androidのサブスクリプション特典に関しては最初の1年だけで、それも継続したいならSoloへ移行する必要がある。
だが実は、プリインストールされたPCを使い続ける限りは、無償で最新Officeを使い続けられるライセンスとなっている。よって、Office 2013になっていても、2016に無償でアップグレード出来る。更に、2016であってもそのPCが壊れない限り継続的な機能追加を受けられる

・Office 365 Solo(1274円/月 or 12744円/年)
基本的にはOffice Premiumと一緒だが、2PCまでとなっている。OneDrive 1TB追加とSkypeクレジットが得られる。
継続的に支払っている間は、最新Officeを利用できる。また、継続的な機能追加も受けられる。
但し、登録を解除すると試用版扱いに戻り使えなくなることには注意が必要。

・Office 365 Business(10800円/年)
これはスモールビジネス向けだが、1人でも契約可能。1人あたり5PCまでとちょっと多い。
また、最新Officeが使えるのはSoloと一緒。継続的な機能追加も受けられる。
但し、これについても登録を解除すると試用版扱いに戻り使えなくなることには注意が必要。
Office目当てなら1~2台だったとしても、年間払いしか出来ないが、実はSoloより安いということがお分かりだろうか?
欠点としては、OneDrive 1TB追加等の付属特典は受けられるものの、普段お使いの個人用MSアカウントとは別のビジネス用MSアカウントに対する特典になることは注意

紛らわしいライセンス形態を纏めるとすればこんな感じです。
1.月額・年額が嫌いで、PCそのままで2007以前とかから移行したい人:Office 2016
2.PCが古く、買い替えも考えている:Office Premium
3.年額でもよく、安いならビジネス用MSアカウントの使用をいとわない人:Office 365 Business
4.月額が良いor個人用でOneDrive拡張したいなどの人:Office 365 Solo
がおすすめです。