いよいよChrome52 Stable配信開始により、ChromeのDirectWrite強制がStableでも始まりました。
MacTypeは効きませんが、色々な手法により少しMacTypeっぽくする方法です。

この方法を使うとこんな感じになります。完全にMacTypeと同一とは生きませんが、だいぶレベルは高いのではないのでしょうか。
左が適用前、右が適用後です。
スクリーンショット (17)

以下は自己責任でお願いします。MacTypeという中国製アプリをインストールしますので、必ず自分が所持しているPCのみ、もしくは管理者に許可を得てから行いますようお願いします。
操作に失敗した場合、最悪Windowsが起動しなくなる恐れもありますのでご注意ください。

1.MacTypeのインストール
こちらからMacTypeをインストールしてください。
まだMacTypeは起動しないでください。ファイルを差し替えできなくなることと、Windows 10の2016/8/2配布予定の最新バージョンやInsider Preview版ではOSやアプリがクラッシュすることが理由です。

2.こちらのサイトに従ってバージョン1.11のパッチをDL。1.12以降が執筆時点で公開されていますが、1.11のほうが安定しているとの報告があるため、今回は1.11を利用します。正しく動作するのであれば、1.12以降でも構いません。

3.DLした1.11のパッチを、パッチZIP内のreadmeJP.txtの指示通りに差し替えてください。

4.サービスモードでMacTypeを起動してください。レジストリモードでも構いませんが、復旧がやや困難になる恐れがありますので、まずはサービスモードで行うことを推奨します。

5.システムを念のため再起動し、Chromeを開いた時にヒンティングが無効化されていることを確認してください。メイリオなどの小ポイント指定をした時に利用する線画省略情報のことです。
このように複雑な字の場合、薄く省略無しにボケて表示されます。しかし、薄すぎて読みにくい…
キャプチャ

これ以降はMacTypeっぽく太くする作業です。
6.ChromeウェブストアからStylish系のCSS拡張機能をインストールします。

7.StylishなどでこのようにCSSを設定してください。0.3pxはかなり太めの設定です。もう少し太さを抑えたい場合は、0.2pxくらいの設定を推奨します。
* {
-webkit-text-stroke-width:0.3px;
}

8.フォントが太く、滑らかになっていれば完成です。もし、シークレットモードでも…というのであれば、StylishなどのCSS系拡張機能のシークレットモードでの実行を許可してください。