win10 (1)
何かと不評なWindows 10 Anniversary Update(Build 14393、RS1)。
あまり取り上げられませんが、地味にデスクトップアプリがストアアプリ化されてストアで配信されているものが出てきています。 
従来のインストールをする代わりに、Windows ストアからアプリをインストールするような操作になります。これには最低限Build 14393以上が必要です。
メリットとして、
・アプリの従来の操作性を全く損なわない
・パッケージ化されており、Windowsでありがちなレジストリ汚染が起きない(設定アプリなど一部以外のストアアプリはレジストリを操作しません)
・アプリが更新されてもアプリの独自実装に頼ることなく自動更新をすることもでき、独自実装が無いアプリでも手動更新が不要(ストアの設定に従います)
・インストーラーに付いてくることの多い不要なアプリをインストールする心配が無い

例えば、こんなアプリがインストーラー無しでストアからインストールできます。
Crystal Disk Mark
ガジェオタなら知らない人は居ないこのアプリ。簡単に説明すると、HDDやSSDの読み書き速度をテストするアプリです。リンク先のStoreのボタンを押すと飛びます。
実はこいつも前述した幾つかのメリットを享受出来るアプリの最たる例です。まず、インストーラーにYahoo!ツールバーが付いてきています。しかも頻繁にUpdateが行われており、手動でやらなければなりません。そのたびにインストーラーを走らせなければならない訳で、面倒なこと、不要なYahoo!ツールバーを入れないように注意しなければならなかった訳です。これらをいちいち気にしなくても良くなったのは最高です。

Ear Trumpet
サウンドミキサーを開くことなく、簡単に個別アプリ毎に音量を調節できるようにするための、タスクトレイ常駐型ソフトです。
元々普通のExeファイルとしてインストールするものでしたが、バージョン1.3.2.0を最後にWindows ストアからの配信になりました。
Updateそのものは継続しており、ストアからの配信になって手動更新が無くなって楽チンです。

これらのストアアプリが使えるのはBuild 14393以降です。これら使うためだけにアップグレードしても良いくらいだと私は思います。